東大女子の戯言

仕事、子育て、婚活、副業、思ったことを徒然と。

「もったいない」の呪縛。高学歴、良い仕事。思い込みは捨てられるのか。  

 

 

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昔からよく、「〇〇〇なのに、もったいない」という台詞を周りから聞いた。

 

あまり気にしていなかった私でも、その言葉を聞いているうちに、どうも「もったいない」と思うようになってきてしまった気がする。

 

言葉は人を変える力がある。ポジティブな方向にも、ネガティブな方向にも。

 

 

 頭が良いのに、もったいない

 

思い返せば、最初の「もったいない」は、中学受験のときだ。

 

わたしも、わたしの両親も、私立進学校を選ぶつもりは毛頭なかった。

 

学芸大学世田谷附属中学校や筑波大附属中学校などの国立の中高一貫校であれば、さほどの勉強もなく合格しそうな見通しであったし、学費も安いし、共学だし、その方がノビノビできるのではないかと考えていた。(母親曰く。当時の私は何も考えていない)

 

ところが、6年生のとき友人に誘われて入塾したSAPIXにて「せっかく勉強ができるんだから、〇〇中学を目指さないのは勿体ない!」と熱弁され、気付いたら猛烈なお受験コースに。

 

本人の意図せぬまま、私立進学校に入学することとなった。果たして、そこに入学した恩恵があったのかどうかは良く分からない。

 

性格がキツイ(負けず嫌い)女子が多かったような印象で、東大入学後に出会った国立の中高一貫校出身の女性のほうが「心優しい」「温和」な人が多いように感じた。

 

まぁサンプル数はたかが知れているのだけれども。

 

 

高学歴なのに、もったいない

 

大学時代は、サークル活動やアルバイト活動に従事した。

 

コミュ力の低さを少しでも改善すべく、あえて苦手な人付き合いの多い活動をメインに。

 

子どもたちを引率して5日間ほどキャンプをする活動など、金銭的メリットはほとんど無く、ボランティアに近いものにも挑戦した。

 

そこでは「東大生なのに、なんで?」と言われたし、同級生にも「塾講師や家庭教師など、もっと楽に稼げることがあるのに、なんでわざわざ辛いことしてるの?」とも言われた。

 

さて、あれは自分を痛めるのが好きだったからだろうか。苦労をすることで自分の成長を感じることができたからだろうか。

 

実を言うと、夏の終わりにやる「大人たちだけのキャンプ」が、これはもう身震いするくらい楽しかったからである。

 

キャンプファイヤーの周りを囲んで、みな全力で歌を唄い、踊り狂い、笑う。

 

頭が空っぽになり、全身で「楽しい!!!!」を実感する。

 

あの空間が好きで、好きで、たまらなかったのである。

 

 

そんな私だけれども、仕事選びの際には「せっかく東大卒なんだから」という理由で、東大生であることが有利である国家公務員を選択していた。

 

 

安定しているのに、もったいない

 

国家公務員を辞めるときは、多くの人に反対された。「せっかく安定している仕事に就いたのに、もったいない」と。特に反対したのは親だったかもしれない。

 

たしかに女性であっても、ちょっとマヌケであっても、国家Ⅰ種で入省してしまえば、その後は順調に出世できるようなところ(に見えた)。

 

大学の担当教官や、同級生からは「まぁ、エムちゃんは官僚に向いてないよね」と言う人もいたから、“安定”などの概念を取っ払って相性を見たら、向いてなかったのだろう。

 

ここでは、エイヤッと辞めてしまった。辞める選択は間違っていなかったと思うが、その次の選択肢も、これまた向いていないものを選んでしまったようだ。

 

 

20代におけるキャリアの重要性

 

20代における職業選択というのは非常に重要で、ここで経験した“キャリア”が、その後もズーーーっと影のようについて回るのだ。

 

国家公務員の後も、世間一般には割と評判の良い仕事に就いたわけだけれども、

 

件の担当教官には「えーーっ!また、エムちゃんが向いてなさそうな業界に行ったなぁ…」と呆れられた。

 

自分というものの特性を理解していなかったわけである。職業を決める際に、もっと担当教官に色々と相談してみれば良かったなぁと今になって思う。

 

 

30代で仕事をガラリと変えるのは難しい

 

20代にて経験したキャリアによって、30代以降の仕事内容はおおよそ色がついてしまう。転職したとしても、“職種”を変えるのは難しい。

 

ガラリと変えるには、初心者未経験の業界に飛び込むか、自分で起業するか、くらいでは無かろうか。

 

いまの仕事は事務仕事がメインで、難しいことは少なく、どうにも単調な毎日になりがちである。

 

「せっかく子育てと両立しやすい良い仕事に就いてるのに、辞めるのはもったいない」という声が頭の中を響く。

 

果たして、この呪縛を解けることはできるのか?

 

この呪縛を解いたとして、それは青い鳥症候群になるだけではないか?

 

「パートナーが安定した職についている状況で、自分はチャレンジングな道に進む 」というのが理想だけれど、まぁそう都合良くもいかない。

 

 

理想は思い描くだけでなく実行すべし!

 

じゃあ理想って何だろうというと、

 

「4コマ漫画ブログの人気が出て、出版!」みたいのに憧れてたりする(笑)

 

SEO業務を経験させてくれるような会社で働くのも楽しそうだし、

 

保育園の運営も遣り甲斐があって楽しそう。

 

レスキュー隊の仕事なんてスリリングだし人助けもできるし、すごく遣り甲斐を感じそうだよねぇぇ。

 

な~~んて妄想は尽きない。わたしは妄想が好きなんだ。

 

 

 

とりあえず、仕事中のヒマな時間に自由に過ごせたら最&高なんだけどなぁ~

 

仕事と育児のスキマ時間は実質ほとんどないけど、そこを上手く使って本業以外にも試してみるのが良いかと思っている。

 

まだまだ人生は長いはず。もう少し頑張ってみようじゃないの!