東大女子の戯言

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時短勤務、いつまで取る?ワーママの悩み。

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子どもが2歳になるということで「時短をフルタイムに戻す?」と聞かれるようになり、少し迷っている。

 

法律では「子どもが3歳になるまで労働時間を短縮することができる」とされているが、会社によっては小学校に上がるまで、小学3年生まで、小学校を卒業するまで・・・と時短勤務できる範囲は異なる。

 

当人の置かれている状況はそれぞれだから、取得できる範囲は広いほうが良いだろう。

 

希望すれば時短取得できることを前提にして、はたして本人としては「いつまで時短を取るのか良い」のだろうか。

 

 

1. 時短により得るもの

① 子どもとの時間

時短により得るものは「子どもとの時間」に尽きるだろう。

 

保育園に迎えに行ったときの、あの嬉しそうな顔!

 

一刻も早く迎えに行きたいと思うし、一緒に居られる時間は、めいっぱい寄り添って遊びたいと思う。

 

いまは8時~17時30分で保育園に預けている。1日9時間30分だ。法定労働時間は8時間なのに、それを超えた時間を子どもたちは頑張っているのである。

 

朝は「やや!行きたくない!ママと遊ぶ!!」と抵抗する姿を見ると、ちょっと無理させているのかなぁと不安になったりもする。

 

フルタイム勤務になったら、8時~19時の預かりか。うーーん、さすがにちょっと申し訳ない気がする。一緒に遊ぶ時間がないではないか!私が寂しい!

 

 

② 精神的余裕


時短により得るものには「精神的余裕」もあるだろう。

 

時短であれば周囲からも「時短ワーママ」と認識されるので、そこまで重大な案件に巻き込まれることも少ないし、退社間際に「急ぎの案件!」なんてものが降ってくることも少ない。

 

フルタイムに戻すと、「急ぎの案件があるときは残業もできるよね」くらいの感覚で仕事が飛び込んでくることもザラに増えるだろうから、時短ワーママの地位を確立しておくと時間的にも精神的にも余裕が生まれやすいだろう。

 

ただし、これは職場環境によって大きく違うかもしれない。

 

「時短なのに業務量は同じ。フルタイムのほうが楽!」という職場も聞くので、同僚や上司の雰囲気次第といったところのようだ。

 


2. 時短により失うもの

 

① お金


まずダイレクトに影響するのは、お金。

 

会社によって計算方法は異なるけれども一般的には単純に短くした時間分の給与が減ることになる。

 

営業のように成果が目に見える仕事ならともかく、事務仕事ならば時間で給与が減るのは仕方ない。

 

仕方ない・・・にしても、やっぱり懐は痛い。

 

例えば月額給与30万円とすると、7.5時間を5.5時間に短縮したら22万円となる。月額8万円も減るのは、ちょっぴりキツイ。好きなお菓子も自由に買えないよ!涙。

 

 

② 仕事の機会


どうしても職場に長く居るほうが、“重要な仕事“ “楽しい仕事” を任せてもらう機会も多くなる。

 

上司としても、「いつでも対応してくれる」人のほうが安心して仕事を任せられるのは当然だし、長時間一緒にいる方が親近感も増すというもの。

 

産休前すでにその部署で一定の成果を出している、上司からの信頼を得ているという状況であれば、時短であっても割と重要なポジションを得たままで居られることもある。

 

私は運良く産休産後で同じ部署だったので、わりと重要なポジションを任されてはいるけれど、やはり時間的制約により重要な仕事からは徐々にフェードアウトしていっているように感じる。

 

③ 昇進の機会

 

②のように重要な仕事を任されなくなる分、昇進の機会もグーンと減る。

 

会社によっては「時短期間中は昇進試験を受けられない」など明確に定めているケースもあるし、明確に定められていなくても暗黙の了解となっているように思う。

 

昇進したほうが仕事の裁量権もあるし、給与も高くなるし、やっぱり「評価される」こと自体が嬉しい。

 


3. 時短は夫婦間格差を助長する

 

時短勤務を選ぶのは圧倒的に女性が多い。

 

女性が仕事をセーブし、子育てと家事にも手を回す。昇進できずに日々の生活を必死にこなしている間、夫である男性は仕事に邁進して出世し給与アップ。ますます「女性が家庭を回し、男性が仕事をこなす」構図が強くなる。

 

もっと活躍できる女性たちの才能が、ここで押さえつけられるのは、なんだか勿体ない。時短勤務はワークライフバランスばっちり☆と見せかけて、夫婦間のバランスには悪影響をもたらしかねない。

 

まぁ家庭によって考え方も違うのだけど、女性側が不満を持っているのだとしたら問題だと思う。

 

この点、我が家は夫が家事の大部分を担ってくれていて、私が時短をとるのは純粋に「子どもと一緒に過ごす時間に充てるため」だけに置かれているので、あまり不満はない。

 


4. 悩めるワーママたち

 

みな、上記のように時短で得るもの、失うものを勘案しつつ、

 

「自分にとっては何が大事なのか?」を考えて決断するのだろう。

 

決断する前も、後も「この選択で良いのか」という悩みは尽きず、それでもワーママたちは前に進む。

 

がんばれ!ワーママたち!

 


5. 個人的な結論

 

「小さくて可愛い息子たんを堪能できるのは、今だけ!」

 

ということで、2歳を過ぎても時短を取得し続けることにした。

 

朝と夕方、少しだけ家でノンビリする時間も持てるし、気持ちに余裕が持てるし、まぁ良いんじゃないかなと。

 

あと、仕事がヒマすぎるから、時短からフルタイムに戻したら、会社で過ごすヒマな時間が長すぎて耐えられない気がする。

 

無為な時間を過ごすよりも、子どもとの幸せな時間を過ごすほうが、よっぽど有益だろう。

 

…うーん、やっぱり仕事 変えた方が良いかな…(笑)