ADHDと子育て。家の中は散らかってるけど楽しければいい!
私にはADHDの傾向がある。
頭の中が考え事でいっぱいで、人との約束事はすぐに忘れる。
色々と同時にこなそうとするものの、2つ以上のことをやっていると、最初にやっていたことを忘れてしまう。
時間感覚がないので、「今日はいつもより目覚めが遅いから、早めに支度しないと間に合わない」という状況でも、いつも通りに行動して見事に遅刻ギリギリになったりする。(土壇場のダッシュで遅刻は免れることが多い)
段取りをつけて行動するのは好きではなく、その場の思いつきで行動したいと思っている。
ADHDの特性なのか、料理は苦手
料理は苦手だ。買い物する段階から、今週は肉じゃが、ハンバーグ、麻婆豆腐、野菜いため、トンカツを作るから、じゃがいも、挽肉etcを買って・・・というのを考えるのが苦手だ。
とりあえず目についた良い物、お買い得品を買ってみて、当日、「よしこれを作ろう!」と動くしか出来ない。
計画的でない料理ならば、できないことはない。趣味でやる分には良いんだけど、毎日の家事としてやるのは苦手である。
ADHDの特性なのか、片付けが苦手
そして片付けも苦手である。
急いでいる朝なんかは、あっと言う間に部屋はグシャグシャになってしまう。
「よしこれを着よう!」
「いや・・・やっぱり今日の天気だったら、これだな」
「ちょっと組み合わせが変だ・・・最初に戻そう!」
こんなことを繰り返すと、不要な服が散乱していくのだ。
いっそのこと毎日同じ服でも着ている方が迷いもなくて散らからない。買い物だって迷いがない。スティーブ・ジョブスも同じ発想で、毎日黒いTシャツとジーンズを着ていた。
真似したいところだけれど、さすがに会社に着ていく服が毎日同じだと変人扱いだろうから、5着だけは用意することにした。
これなら平日すべてカバーできる。土日は、ほぼ同じ物を着ている。
迷いがなくて良い。散らかる数も減る。
それでも散らかっているけれど。
掃除機がけも苦手だ。
あのコンセントが邪魔くさくて、うーーん、もう適当でいいやっと途中で放棄してしまう。
コードレス掃除機があれば、私も掃除機がけができるようになるかもしれない。
ADHDでも得意な家事はある
ほとんど家事は苦手であるが、洗濯は得意である。
ただポチッとボタンを押すだけだ。
洗濯機というものは本当にありがたい文明の利器だ。
ありがとう、ありがとう洗濯機。
乾燥までしてくれたら尚嬉しいが、我が家は天日干しと決まっているので、それは頑張る。
洗濯物を干すという行為は得意だ。ゴールが分かりやすいし、パッと終わるから。
あと洗い物も得意である。これもゴールが分かりやすいし、パッと終わるから。
洗い残しや、泡残りも少ない(夫婦比較)。
ADHDと子育ての相性
子育てはどうか?
子どもは散らかすのが仕事だ。
散らかっているカードよりも、きちんと箱に入ったカードを、あえてバサーっと落とすことが好きなのだ。綺麗な状態を、バラバラの状態にすることが遊びなのだ。ADHDママは片付けが苦手なのだが、子どもは散らかすのが大好きなので、家の中はなかなかカオスである。
ADHDママはマルチタスクが苦手なのだが、料理をしている間も子どもは「ママ!ママ!」と足元をウロチョロ。「おまたくぐり~」など声を掛けて遊んでいると、料理は全然できあがらない。
子どもの相手をしながら料理をすることは諦めた。
「もう全力で遊ぶぞ!」そう心に決めたら楽しくできるもの。
ADHDだからか?自由にノビノビした子育て。
ADHDママは、計画を立てて行動するよりも、その場の直感で行動するほうが好きだ。
これは子どもの特性に似ている。
子どもの思いつきの行動が、別に苦にならない。
「おぉ、なるほどね!そうきたか!じゃあ、これはどうだ!?」みたいに楽しめる。
同じような目線で動いているような感じ。
子どもの好奇心を大人の都合で潰すようなことはしたくないから、全力で応援する。
周囲からは「ちょっと甘い」と言われるが、別に気にしない!
なるべく子どもには自由にしてほしいのだ。
おわりに
そんなわけで、ADHD傾向があると家事は捗らない。
うちは上手いこと旦那はんが家事をフォローしてくれるので、旦那はんが家事メイン、わたしが育児メインで家庭を運営しているのだ。
仕事のことも考えると、ちょっぴり旦那はんの負担のほうが重いかもしれない。ありがとう、ありがとう旦那はん。
ADHD傾向のある女性は、家事が得意&穏やかな男性と結婚すると、生活が安定するのでオススメである。