PayPay不正利用はアプリをダウンロードしていない人も油断できない。
いつもは一人称の語り口なんですが、今日は試しに二人称にしてみます。
PayPay不正利用問題、アプリをダウンロードしてないから無関係だろうと余裕こいてたんですが、クレジットカード利用者なら誰でも関係すると聞いて戦慄しています。
熱狂したPayPay還元祭り
PayPay還元祭りは盛り上がってましたね。20%還元、さらに40回に1回くらいの頻度で100%還元も出るとか。ビックカメラなど家電量販店でPayPayを利用することができたので、高額家電やPC、スマホを購入する人が続出していましたね。
20万円のPCを購入したら、PayPayで20%の4万円が還元されて、ビックカメラで8%のポイント1万6千円が付与されることになるので、5万6千円もお得になったようです。
還元額が100億円に達したらキャンペーン終了ということでしたが、スタートしてから、たったの10日で終了。
いやーー早かったですね。
周囲でも週末に電動自動車を買う予定だった人が悲鳴をあげていました。
みんなの熱狂が冷めた頃、無情にも起きてしまった不正利用。
「いや、私はPayPayに登録してないし関係ないわ~」と思っていましたが、違うようです。PayPayに登録していなくても不正利用される可能性があるそうで。。
なぜ不正利用は起きてしまったのか?
過去に漏洩したクレジットカード情報が闇で販売されてしまい、そのクレジットカード情報を利用して不正にアカウント作成されたと考えられているそうです。
クレジットカード情報を登録した後にはセキュリティコードが必要となりますが、PayPayは何度でもセキュリティコードを入力できていました(現在は設定を変更し、上限4回になったとのこと)。
間違った数字を入れてもロックされないため、総当たりで数字を入れていけばセキュリティコードを発見されてしまう状況だったようです。
クレジットカード不正利用を防ぐには限界がある
クレジットカード不正利用を防ぐために個人ができることには限界があります。
個人で対応できるのは、①物理的にクレジットカードを紛失してしまうのを避けること、②クレジットカードの利用明細を毎月確認して不正利用がないか確認すること、③クレジットカードの上限額を設定しておくこと、くらいでしょう。
クレジットカード情報の漏洩は、個人の努力ではどうにもできません。どこかでクレジットカードを利用してしまったら、常にそのリスクは付きまとうことになります。
クレジットカードを利用した先が真面目な会社であっても漏洩というリスクはありますが、最初から不正利用を目的としてクレジットカード情報を抜き取る手口も増えているので油断できません。
ふるさと納税にも注意が必要!
12月は、ふるさと納税の駆け込みシーズンですね。
ふるさと納税サイトに個人情報を登録してしまえば、あとはアマゾンで買い物をするのと同じくらいの気軽さで利用できるので、ネットショッピング気分で参加している人も多いようです。
ただ、ふるさと納税サイトの中には、詐欺サイトも紛れています。
納税したつもりが、お金だけ獲られて、返礼品は来ない。それどころか、クレジットカード情報を不正利用される恐れもあります。
踏んだり蹴ったりですね。。
自衛するには、実績のあるサイトを利用するしかありません。我が家は ふるさとチョイス、さとふる を利用しています。周囲の人に聞いてみるのが良いかもしれませんね。
先日は山形県天童市の洋ナシが届きました。大変美味しゅうございました。
ふるさと納税制度は今後も続くんですかね?
総務省から苦言が呈されたものの、まだまだ返礼品合戦は続いているようです。
東京都23区の税収減は深刻(2017年度は312億円減収)なので、上限額を下げる、交付金の仕組を変更する等、なんらかの対応をした方が良いんじゃないかと思いますが、どうなることやら。