人を騙して儲けようとする輩ほど称賛されるのがネットの世界
ツイッターのタイムラインで性格診断の結果が並んでいた。
昔からある16タイプのものだ(INFP型とか、そういうの)。
うまいこと拡散に成功したのだろう。
拡散しているツイートは、リプ欄、ツイート主、元サイトだとかを確認したくなる性分の私は元サイトを確認した。
自称カウンセラーが情弱を食い物にしようとしているサイトだった
ここでは、あえてリンク先は書かない(被リンク数を増やすのは相手にとってメリットしかないからだ)
そのサイトは、「モチベーションを高めるためのカウンセラー(自称)」のサイトであった。
カウンセラーを名乗る自己紹介のすぐ上には、「モチベーション低下が金銭問題によるものなら、キャッシングがオススメ☆」という記述。
どんなに綺麗ごとを言ってようが、キャッシングに誘導するのなんて情報弱者をカモしている以外の何物でもない。
キャッシングに誘導して金儲けすること自体は構わないが、弱者をカモにするマインドの人間が偉そうにカウンセラーを名乗っていることに怒りを覚えた。
商売とは「人を騙して儲けるもの」であるのは否めない
昔から人を騙して儲けようとする輩はいるし、どの業界も程度の差はあれど「人を騙して儲ける」という行為をしているのは確かだ。
もともと価値がない物を、さも価値があるかのように錯覚させて高値で買わせる。
買い手は「価値がある!」と思っているから満足だし、売り手には金が入るのだからウィンウィンだ。そんな考え方もあるだろうが、やはり程度というものがある。
もともとの価値を少しばかり上乗せする程度なら可愛いものだが、何の役にも立たないどころか、むしろ害をなすような物から金をとるということもできる。
詐欺ではないかと思うレベルのものは、見ていて心地良いものではない。
ネットの世界は目立ってなんぼ。
ネットの世界は目立ってなんぼ であるから、とにかく人を煽ったり、共感を得ようとしたり、パクリネタを拡散させたり等してサイトを目立たせようとする人が多い。
人が多く訪問すればするほど、カモにできる人が増える。
影響力が増せば、信者という名のカモが増える。
SNSで拡散されているものや、グーグル検索上位に上がってきて目につくのは、そんなサイトだったりする。
自分が騙されなければ良いのかもしれないが、そんな手法で儲けているのかと思うと苦々しい。
手法が分かっているなら自分もマネすれば儲けられるのでは・・・とは思うものの、詐欺まがいの行為には手を出したくはないと思ってしまう。
そして「騙すこと」に躊躇がない人間たちは、「騙すこと」に並々ならない努力を注いでいるだろうから、罪悪感を覚えてしまう人間がマネゴトをしても太刀打ちはできないだろう。
わたしにできることは周囲の人が騙されないように目を見張ることだけだ。
いや、それすらもお節介と言われてしまうのかもしれないな。