東大女子の戯言

仕事、子育て、婚活、副業、思ったことを徒然と。

夫がウツになりまして。原因は結婚か、子育てか、仕事か。

 

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「ツレがうつになりまして」という本が出たのは2006年。

 

可愛い絵柄なので気軽に読み進められたが、状況は結構シビアだった。

 

この本を思い出したのは、夫もウツになったとしか思えないからである。

 

 

ツレがうつになりまして

 


本が出た頃の私は大学生。まだ社会の厳しさを知らない頃だった。

 

しかし東大生にはウツ気質の人が多いので、よく学生時代も「ウツ」という単語を聞いた。冗談なのか、本当なのか分からないが、ウツっぽい人はいたし、実際に学校に来なくなった人もいた。


本屋に入り浸るのが好きで、少しばかり立ち読みさせてもらったと思う。

 

スーパーサラリーマンだったツレが、ある朝「死にたい」と真顔で言いだす。

 

売れない漫画家の妻は、ツレに会社を辞めるように促してみる。それから専業主夫になったツレとの生活が始まった。


それまで元気いっぱいだった人でも、いったんウツになると、なかなか元の状態には戻らない。落とした茶碗が、元に戻らないのと一緒だ。

 

 


出世、結婚、出産はストレスにもなる


夫の不調が現れ始めたのは、結婚したあたりから。

 

結婚と同時に一緒に住み始めたのだが、その頃から「肩が痛い・・・」と言い出すようになった。


結婚と時を同じくして、出世コースではあるのだが大変な部署に異動となっている。その部署は歴代何人もの強者がメンタルトラブルで撤退するものを輩出しているようなところ。

 

夫は心底しんどそうな顔で、「この仕事が終わるのは、あと〇〇日…」と呟いていた。

 

辛いんだな、といのは分かるけれど、何をしてあげられるのかは分からない。


そこに私の妊娠、出産も重なったものだから、なかなか心理的にも物理的にもキツイ日が続いたと思われる。

 

 

怒りっぽい妻、怒れない夫


婚約してから、家探し、引越しまでの間に、何度か海外出張も入っていた夫。

 

「日本にいなかったら家探しが進められないやん!内覧できないから良い家が獲られちゃった~」と何度かボヤいてしまったかもしれない。

 

妊娠中は赤ちゃんが無事に育っているのか心配で何度か泣いたこともある。


産後、ビックリするくらい子どもが寝なくて、睡眠時間も足りておらず、実母は助けてくれるものの悪気なく嫌味を言ってしまう人で、私のメンタルが結構ヤバイ時期が続いた。


ある日のこと。

 

「前から言っていた〇〇イベントに泊まりで行ってくる」という話をされたとき、

 

「実際に子どもが生まれてからは、『こんなに大変なんだ』というのが分かったでしょう。実母は『こんなときに泊まりで出掛けるのか』と言うのも予想できるし、今は行って欲しくない。以前「言っていいよ」と話をした状況とは変わっているのが分からないの」

 

と言ってしまったところ、普段は怒らない夫が爆発してしまった。その時も怒るわけではなく、どちらかというと “パニック” に近かったような気がする。

 

普段から感情を出していないと、どんどん蓄積されてしまう。

 

これはマズイなぁと思ったものの、なかなか打つ手がない。

 

 

ウツ状態への対策

 

とりあえず、今のところ話し合って以下の対策を考えている。

 

・本人としては「謎の肩の痛みが辛い」ということなので、とにかく手当たり次第に病院に行ってみる。

 

・仕事以外(家事や育児)でプレッシャーを感じさせるのは酷なので、もう平日の夜は一切手伝わなくても良いことにする。

 

・しばらく仕事は続けてみるが、いざとなったら休職して南国で数か月過ごす。

 

 

南国で数か月ほど過ごしたら、太陽のパワーで元気になるんじゃね? なーんて思うんだけど、どんなもんでしょうね。