東大女子の戯言

仕事、子育て、婚活、副業、思ったことを徒然と。

リファラル採用で転職先を決めるのは危険かも。信用できる人か要確認。

f:id:todaiog:20190108170424j:plain

 

いまの上司は発言が無責任である。

 

本来は内密にすべき仕事の話もチームミーティングでペラペラと話してしまうこともあるし、チームメンバーを紹介する際に良かれと思った一言が余計であることも多い。

 

(そんなこと人前で言うか!?)ということを言ってしまうので、聞かされたメンバーもキョトンとするし、やはり言われた本人は怒っている。

 

まぁ、それくらいならば「仕方ないなぁ」で済む話ではある。が、今回は「仕方ないなぁ」では済まない話が起きてしまった。

 


再就職先を紹介してくれる優しい上司と思いきや

 

チームメンバーには期限付きの雇用契約となっている人が多い。そのうち2人は今年度3月末までの契約となっている。

 

労基法では期限付きの契約は5年までと定められているから、4月以降は同じ会社の他部署であっても働くことはできない。(5年を超えたら、会社は“期限なし”で雇用しなくてはならなくなる)

 

当然のことながら、2人にとって4月からの働き口を見つけることは死活問題である。

 

昨年夏頃に、2人に対して上司は「関連会社での類似ポジションに空きが出るだろうから、履歴書を出して」と依頼していた。

 

そしてチームミーティングにおいては「2人は今年度末で退職して、関連会社○○○に行くからね~」と公言していたのであった。

 

転職活動なんてプライバシーに関わる話を、そんな人前でする・・・?

 

みんなビックリしながらも、「公言するということは確約できるという意味なんだろうから、まぁ良いか」と思っていた。

 

思っていたのだが・・・。

 


口約束の内定は突然の白紙状態に

 

再就職先から連絡があったとのことで、メール文面を印刷して2人に渡す上司。

 

「じゃ、そういうことだから」と立ち去る上司。

 

メール文面を見た2人は黙った状態。

 

 

 

(・・・大丈夫かな・・・?)

 

 

心配になった私は2人の元に近づいてメール文面を見せてもらった。

 

メール文面を要約すると、こんな感じ。

 

「お問い合わせの部署にポジションの空きはありません。類似ポジションですと他部署において募集が掛けられていますので、応募してみては如何でしょうか。なお紹介制度はないので、一般応募者と同様に選考が行われます」

 

とのことであった。

 

 

 

いやいやいや、ちょっと待て。

 

 

「じゃ、そうゆうことだから」で済む話じゃない。

 

 

2人は4月からの働き先があると信じてたのに。完全に安心してたのに。

 

2人だけじゃなくてチームメンバー全員が、そう思ってたのに。

 

あのチームミーティングでの発言は一体何だったの?

 

期待を裏切っているという自覚もないの??

 

 

 

上司の機嫌をとるのが会社員

 


上司に刃向かう部下になりたい訳ではないのだが、思わず上司に怒ってしまった。

 

「上司さん、さすがにアレはないですよ」

 

「え、どういうこと?」

 

「ほぼ確実に採用されるみたいな言い方をチームミーティングでしてたから、2人は完全に安心しきってましたよ。今頃、突然はしごを外されたような気分で呆然としてますよ」

 

「いやぁ、そんな言い方したかなぁ。2人には、ちゃんと一般応募者と同様の選考だとは言ってたんだけどね」

 

「チームミーティングの言い方では、そんな風には全く聞こえなかったです。これは恨まれても当然ですよ・・・」


不機嫌そうに足を揺する上司。

 

あぁ、また私は余計なことを言ってしまったかもしれない。

 

上司の機嫌がとれないなんて、会社員としては失格なんだろう。

 

ついつい会社員としてよりも、自分の正義を優先してしまう。 

 

 

反省した上司からの謝罪

 

自分の今後のことを考えれば、上司に楯突いて良いことなんてない。

 

また余計なことを言ってしまったかもしれないなぁとも思った翌朝。

 

無責任発言の被害にあった2人からは感謝されたのであった。

 

「エムさんが言ってくれたおかげで少し反省したのか、あのあと謝罪がありました。私たちでは『恨みますよ!』とは言えないので助かりました。ありがとうございます」とのこと。

 

私が怒ったところで、就職先がないという事実は変わらない。

 

とはいえ、反省の意を表してもらっただけでも心に整理がつくというもの。

 

少しでも役に立てたのなら良かった。

 

 

あとは良い就職先に出会えるように祈るばかりである。