東大女子の戯言

仕事、子育て、婚活、副業、思ったことを徒然と。

子どもを性犯罪から守るために考えること

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子どもが傷つけられる事件は心が痛む。

 

 

こちらは、かつて自身が子ども時代に遭遇した性犯罪を題材にした漫画とのこと。

 

 

shikabane.hatenadiary.com

 

 

このケースで気になったことが3点ある。

 

 

1点目は、被害者は何も罪がないにも関わらず、被害にあったことを責められて、さらに理不尽な暴力を受けていること。

 

 

2点目は、「困った人は助けてあげよう」という親切心を利用して行われた性犯罪であるということ。

 

 

3点目は、現実として知的障碍者が加害者になってしまっていること。

 

 

 

悪いのは絶対的に加害者。被害者には心のケアを。

 

 

漫画には、祖母に事実を話したところ、「汚らわしいことを!」と言って殴られて鼻血が出たというエピソードがあった。

 

 

あまりにも非道い。できることなら、当時の作者さんを抱きしめて「あなたは悪くない」と言ってあげたい。

 

 

本来は、被害にあった子の心を軽くするために、できるかぎり温かく接するのが良いと思う。

 

 

しかし悲しいことに、本ケース以外でも、性犯罪にあった人は「なんで、そんなところに行ったの?(=そんなところに行った方が悪い)」「なんで逃げなかったの?(=逃げなかった方が悪い)」など、理不尽に責められることが多い。

 

 

警察での事情聴取、医師の診察、裁判での証言において、さらに苦しめられてしまう被害者の方は多い。セカンドレイプという言葉もあるくらい、被害者の心を苦しめる。

 

 

当たり前だが、悪いのは絶対的に加害者だ。

 

 

もしも子どもが被害にあってしまったら...まずは親が自分を落ち着かせて、それから子どもを精一杯ケアしてあげる必要があるだろう。

 

 

 

 

親切心を利用した性犯罪があることを教えておく。

 

 

本ケースは実際に犯罪者が知的障害者だったようなのだが、「障害者のフリをして相手の親切心を利用する性犯罪」も横行しているらしい。

 

 

駅構内で車イスに乗った男性が、若い女性に「トイレに行くのを手伝ってほしい」と声をかける。トイレに着くと不自由であるはずの足で動き、女性をトイレに押し込むのだという。

 

 

なんとも卑劣すぎる。もしも私が現場に遭遇したら、後ろから頭を思い切り殴りつけて助けるところだ。

 

 

子どもにも「世の中には悪い大人がいる。子どもの助けを借りようとして、そのスキに襲ってくることもある。助けてくれ、と言われたら、助けを呼んできますと言って走りなさい」と教えておこうと思う。

 

 

知的障碍者が加害者になってしまう可能性。

 

 

 

 

障碍者も健常者も平等に生きる権利がある。

 

 

「分け隔てなく接しましょう」と道徳で教えられる。

 

 

とはいえ、障碍者は聖人ではない(昔、「聖者の行進」という障碍者を描いたドラマがあったが・・・)。

 

 

障碍者も健常者同様、性欲がある。しかし、その発散先がないし、理性で抑えるのも難しい面があるため、不適切な場面で発揮されてしまう可能性が高い。

 

 

ボランティアで知的障碍者のお子さん、健常者のお子さんとキャンプに行った経験があるのだが、正直に言って「綺麗事では済まないな」と感じる場面が多々あった。

 

 

「周囲に危害を与えてしまうリスクはある」という認識のもとで、家族のみならず、見守る体制が必要なのだと思う。今はほとんど家族のサポートしかないので、十分な見守り体制がないかもしれない。

 

 

これについては、「本人に悪気があるわけではないけれど、あなたを傷つけてしまう可能性もあるから、一対一になるのは避けて交流しなさい」と教えておこうかと思う。

 

 

 

おわりに

 

 

 

子どもを守るのは大人の責任だ。

 

 

 

子どもには無闇に「人を信用しなさい」とは言えないけれど、大人同士は連携して子どもを守りたいものである。