ブログで稼ぐのは甘くない。現実は厳しい。
会社を辞めてブログやアフィリエイトで生きていく。
成功体験談を読んでいると、「自分でもいけるのでは?」なんて気分になってくる。
会社を辞められるほどの収入ではなくても、ちょっと贅沢をできるくらいのお小遣いは稼げるかも・・・
文章を書くのも好きだし、それが副業にもなるなんて最高すぎる!
ワードプレスに素人が手を出すと悲惨な目にあう
甘い気持ちでブログを始めたのが2017年2月のこと。
アフィリエイトは敷居が高いからグーグルアドセンスでお小遣いを得ようと決意。
かつでは無料ブログでもグーグルアドセンスはOKだったが、今は無料ブログではNGらしい。
巷のブログではWordPressがオススメされている。
では、WordPressで作ってみよう!
なんとも素人丸出しでの始まり方だった。
しかし、WordPressは素人には厳しかった。
SEOを意識することなく、純粋に日記のようなものを書いていたので、検索エンジンに引っ掛からない。
訪問者ゼロが数か月続いた。
「いつか記事数が貯まれば、誰かが訪問してくれる」
なんて甘い妄想をもとに、ひたすら自己満足の日記が量産されていく。
あまりにも訪問者がいないのでグーグルアドセンスの審査には通らなかった。
実際の訪問者数よりも、自分でサンプルページを開く回数のほうが多い、ということが良くなかったらしい。
サンプルページを開く回数を減らしたら、不思議とグーグルアドセンスの審査には通った。
(まだアクセスは全然なかったが)
ブログに人を呼び込むためにSNSを開始
あまりにも訪問者がいないのでSNSを利用することにした。
Twitterのアカウントを開設したのだ。
これでブログに人が来る・・・!
これまた甘い妄想であったが、すぐさま幻想であることに気付く。
当たり前であるが、SNSとは交流ツールである。交流相手がいなければ意味はない。
Twitterでフォロワーを増やすのも、なかなかの難易度が高かった。
コミュ障を発揮しつつも、なんとか普通の人並みにフォロー/フォロワー数を得た。
が、ブログへの流入効果は無いに等しかった。
月間1万PV超のブログはできたが…
検索エンジンにひっかかるにはSEO対策が必要だということに気付いた。
今までのブログのタイトルを変えたり、目次を変えたり、チマチマと努力を重ねた。
「人に役立つ記事を作ろう!」と、趣旨を変えて情報ブログを0から作成した。
その情報ブログはアフィリエイトではなく、純粋な情報ブログなので、収益はアドセンスのみ。
わりと作り込んで記事数は50を超えた。
1日のユーザー数は250人、PV500程度。
月にすれば15,000PVあるブログへと成長した。
ところが、だ。
恐ろしいほどに稼げていないのだ。
1日の収益は20円ということもザラ。
たまに100円を超えることもあるが、平均すると40円程度。
グーグルアドセンスは広告をクリックされると収益が発生する仕組みであるが、クリックされなくとも広告が表示されるだけでも収益が発生する。
単純に考えるとPV数が増えれば収益も伸びそうなものだが、実はそうでもない。
単価の高い広告が表示されていないと収益は伸びないのだ。
どうも作成した情報ブログは単価が低いらしい。
200時間ほど費やして作成したブログの収益は、月に40円×30日=1,200円である。
年間にすると1,200円×12月=14,400円。
サーバー代、ドメイン代をひいて手元に残るのは約1万円。
200時間かけて1万円稼いだのであるから、時給換算すると50円ということになる。
ううむ、改めて数値化すると恐ろしい・・・!
東京都の最低賃金は985円(2018年10月1日以降。4年前から100円UP)であるから、普通にバイトしたら985円×200時間=197,000円か。
19万7千円・・・!?
機会損失を考えたら18万円以上の赤字である。
いや、待てよ。
情報ブログの前に作成していた日記ブログの時間も換算したら40万円近いかもしれない。
いやはや、とんでもない大赤字である。
なんとも情けない話であるが、自分のセンスのなさを痛感する結果となったのであった。
収益も出ないブログのわりに、自由にダラダラ好きなことを書くこともできない。
これ、いったい何の苦行?
ただ自由に文章を書きたい
なんだか私は、収益うんぬんを考えずに、もっと自由にブログを書きたくなった。
純粋に文章を書きたい。
それでお小遣いが入るなら言うことはないが、それが甘くないことは重々理解した。
そんなわけで、ここでは自由に、好きなことを、ダラダラと書くことにしたい。
「はてなブログならWordPressと違って日記ブログでも見てもらえるのでは?」と、懲りずに甘い期待をしているのであった。
WordPressとの違いを知るという点では、きっと無駄にならないと思っている。